私のトホホ散財日記
別館

損か?得か?〜ウルトラマンガイア コンテナビークルシリーズ〜


みなさんの近所に「玩具・ゲーム・本」等を買取りしたり、売ったりしているお店はありますか?
Nむらは自動車で「チョッと行く」位の距離の所に3軒もあります。
Nむらは、よくソコに、「まだ所有していない、いまやとんでもないお値段のついている、昔の玩具を見に行ったり(別名:涎を垂らしに行く)」「どーしても揃わないガチャや食玩のあと1個を買いに行ったり」と大変お世話になっています。 
さて、某月某日、そんなお店の一隅でこんな物を発見しました。

こういうお店では、「箱無、取り説無、付属品無」の所謂「ジャンク品」を一纏めにして格安で売っていたりします。(中にはジャンクなのに例外的に高額な奴もいたりしますが)
Nむらも「どうせ買うなら新品・完品」の人ですが、これだとどうしても「思い切って遊べない」ので、たまに「Jrとの遊び用」と割り切ってそういうジャンク品(合体等の基本機能が壊れていないことが最低条件)を買うこともあります。

箱に付けられていた店の説明には「CV(コンテナビークル)+ピースキャリーまとめていかが?」とあり、ザッと見たところ、中身はウルトラマンガイアのメカ、コンテナビークルが10数個+ピースキャリーで、程度は「箱・付属品いっさい無し、お子様が遊んでキズだらけなれど機能に損傷無し風」であり、お値段は3千円程でした。
ちょっと迷いましたが、「そういやCV(コンテナビークル)シリーズは戦闘機物の一部しか持っていなかったなぁ」とか「コンテナビークルの変形の素晴らしさをJrと一緒に楽しもう!」とか自分を騙して結局購入してしまいました。

果たしてこのお買い物、損か?得か?

Nむらは、ウルトラマンガイアが大好きでした。
当方では、土曜日の夕方の放映だったので、出かけている事が多く、もう必死で見ましたよ。(だからビデオに撮れってば!)

ウルトラマンガイアは98年〜99年に放映された作品で、ティガ・ダイナに続く、平成ウルトラマンの第3弾でした。
お話的にはティガ・ダイナとの繋がりは無く、このお二人は劇場版に登場したのみでした。
しかし、ガイアが野心的であったのは、「レギュラーのウルトラマンが2人」いた事でした。
ティガ・ダイナ・ガイアにおいてはウルトラマンは、異星人ではなく、「光」を得た地球人が変身する「光の巨人」だったのですが、ガイアにおいては地球から「光」を託された人間が2人いたのでした。

普通、地球を守る「光の巨人」が2人もいるのだから、そりゃぁ心強い、と思うでしょうが、さにあらず(っつ〜か、それだと話が盛り上がらない)。
赤い巨人ガイアは、「地球=人類を守る」というヒーローのスタンダードな意味で戦っていますが、もう一人の青い巨人アグルは当初、「地球だけを守る」為に戦っており、「地球を守る為なら人類はどうなってもいいや」というか、人類を「地球を蝕むガン細胞」と呼び、「人類を滅ぼす事こそ地球を守るために必要な事」という態度で、体色同様超クールでした。

だから、異星人や異次等の「地球外」からの侵略に対しては、ガイアとアグルが共闘する事もあったのですが(それでも街や人ごとぶっ壊すので困り者)、もとから地球に住んでいた怪獣等が相手の場合は、アグルは出て来なかったり、出ようとするガイアに「それは人間のエゴだ!」と説教したり、更には怪獣を操ったり、ガイアの足を引っ張ったりさえします。
そんな調子ですから、劇中でアグル(の中の人)は「テロリスト」呼ばわりされて、お尋ね者になって行きます。そしてますます人類を嫌いになって行きます。(この点、地球防衛組織シグに身を置き、いろいろな人との触れ合いを通して成長してゆくガイア(の中の人)とは好対象)
そして遂には、地球を守るための「光」を授かった者同士の戦いが・・・・・(なんでこうなったのか、そしてどうなったのか、興味のある人は、レンタルでもいいから見てね)。

ついでだから脱線しますが、Nむらは、このアグルが結構好きでした。
若き天才科学者にしてイケメン、各種特許収入で大金持ち(自家用ジェットや隠れ家を多数所有している)、その上ウルトラマンでありながら、「更に強くなるため」こっそりトレーニングを欠かさないナイスガイ。
おまけにどこから仕入れるのか、敵襲の情報はシグ所属のガイアより早く精度も高い様で、いろいろガイアに教えたり(説教しつつですが)しています。
もちろん、チビッ子にはガイアの方が人気でしたが、「いい大人」にはアグルの方が絶対受けていました。

玩具でも、アグルの変身アイテムは「どーせ売れまい」と思われていたらしく、各所に少量づつしか入荷していなかったところ、「いい大人」が我先にと買い求めた結果、暫く品切れ状態が続き、一時オークションで1万円越を記録していましたっけ。(定価は2500円)
Nむらは、アグルのサウンドバトラー(30cm程の人形で、傾けると「ドドーン!」とか「ババーン!」とか音がする)とアグルV2(ガイアもアグルも中の人が心身共成長するとバージョンアップするのだ!)のビックサイズソフビを所有していました。ちなみにガイア物はガチャ位しか持っていなかった。

さて、こんな子供番組とは思えない「ハードで大河な」ストーリーを、よりリアル(っぽく)盛り上げていたのが、主人公(ガイアの中の人)の所属する地球防衛組織XIG(シグ)、そして、そのメカ、CV(コンテナビークル)達でした。
輸送機であるピースキャリーから投下された六角柱は、空中で変形し、あるものは戦闘機となり、あるものは戦車となり怪獣との戦闘に突入する・・・・もう超カッチョイかったですよ。

玩具のCVシリーズは、そのウルトラマンガイアに登場したメカ玩具のシリーズで、戦闘機やら戦車やらが、「全て同スケールの六角柱に変形し、ピースキャリー(輸送用・現場指揮用飛行機)に搭載可能」というのが売りで、お値段は1機約1980円、劇中に登場したメカが全部で13種+2種発売されていました。
内訳は、(カッコ内はNむらが勝手に命名した各機の種別です。参考までに。)

01:シグファイターEX(戦闘機:司令官機)
02:シグファイターSS(戦闘機:小隊長機)
03:シグバイソン(陸戦車)
04:シグファイターSG(戦闘機:一般機)
05:シグスティンガー(陸戦車)
06:シーガルフローター(レスキュー用飛行機)
07:シーガルファントップ(レスキュー用車)
08:ベルマン&リレイラー(シグの車&TV局の車)
09:ダヴライナー(シャトル)
10:シグアドベンチャー(次元航行メカ)
11:セイレーン7500(潜水艦)
12:シグファイターST(戦闘機:小隊長機)
13:シグファイターGT(戦闘機:一般機)
SP1:シグファイターSS(色違:特別訓練機)
SP2:シグファイターSG(色違:特別訓練機)
でした。

Nむらは、01.02.13位しか持っていませんでした。(根性無し奴が!)
ちなみにピースキャリーの方は定価6500円だったかと・・・(これが無いとCVだけあってもしょうがないだろ、とでも言いた気な強気なお値段設定ですが、これが災いしたのか、こっちはアチコチで現在でも新品未開封品が投売りされています。いい物なのに惜しいです。)

さて、Nむらの買ってきた「CVシリーズ纏め売箱」ですが、中身はというと?

おぉ!
ピースキャリー+CV17個!
ジャンク品ながらコンプリートではありませんか!
え?17個?
先にも書きましたが、CVの商品ラインナップは、限定版も入れても15種のハズ。
No08のベルマン&リレイラーは、それぞれ1個のコンテナに入っているけれど、それでも16個のハズなのに・・・・何が多いのでしょうか?

なんていうか、こうしてみると「六角柱→メカ」っていう変形もこれだけあると壮観ですなぁ。
変形バリエーションをこれだけ考えたメーカーの人は相当大変だったのではないかなぁと思います。
あと、「ドリルメカ(地底探検用)」が出ればよかったのになぁ、劇中には「地底に眠る怪獣を攻撃する」話もあったのにねぇ・・・・・・残念。

それはさておき、確認確認。
え〜っと、01〜13はある。
おぉ、限定版の2種もある。
そして残り1機は?

ゲッ!シグファイターEXのゴールドバージョン!?
何?コレ?知らないぞ。
いっくらNむらが知らなくても、こうして手元に存在するんだからしかたがありません。
ネット調べてみると、どうも「劇場版ウルトラマンガイアビデオ化記念 クイズキャンペーン景品」のようです(付属品いっさい無しなので、確実とは言えないが)、他にも「シグアドベンチャーシルバーバージョン」なるものも存在するようで、いやぁ世の中は広い、あなどれませんなぁ。

しかし、「ノーマルの13種が一気に揃うとはラッキー!」くらいに思っていたのに、「限定版」も「景品(非売品)」も入っているとは!
もうウハウハだ〜!

このお買い物、得ですよねぇ?